BVCK-17037
TOKYO No.1 SOUL SET
Jr.
BMG
BVCK-17036
TOKYO No.1 SOUL SET
TRIPLE BARREL
BMG
NEW ALBUM 『No.1』
リリースパーティー開催決定!
■公演名:NEW ALBUM 「No.1」リリースパーティー
■日時:2008年5月4日 (日)
LIQUID LOFT/DJ START 17:00
LIQUIDROOM/OPEN 19:00
■出演:
TOKYO No.1 SOUL SET
リリー・フランキー
スチャダラパー
■DJ's:川辺ヒロシ、クボタタケシ
DJ KENT、KZ SUDO
■場所:LIQUIDROOM & LIQUID LOFT
■チケット:
前売 All Standing¥4,500(ドリンク別)
当日 All Standing¥5,000(ドリンク別)
チケットぴあ
0570-02-9999 (Pコード:289-803)
ローソンチケット
0570-084-003 (Lコード:)
イープラス http://eplus.jp
■お問い合わせ:
HOT STUFF 03-5720-9999
― おはようございます!
今週すごい具合悪くて。風邪の症状は何も無いのに熱でてさぁ。ずっと寝てたのに治らなくて。にんにく注射打ってもダメで、ずっとお酒も飲んでない。遂に内臓が悲鳴あげたんじゃないかなぁと思って。
― あら〜大丈夫ですか。じゃあ食生活はどうしてるんですか?
毎日自炊してるよ。
― 何作ってるんですか?
何でも作るよ。野菜とか健康的なものが多いかな。やっぱり、好きなものがそういう風になってきた。肉とか魚はおいしい所にたまに食いに行くけど。
― なのに内臓弱ってるんですか?
内臓っていうか、肝臓でしょ。酒の飲みすぎだよ。家で料理すると酒のつまみみたいのが多いから。
― 一人飲みですか?そう言う時TVみているんですか?
そう一人でほろ酔い。いや、DVD観たり音楽聴いたり、ネットしたり、テレビはあんまり観ない。ラジオが多い。ラジオすげー聴く。
― AM?
TBSラジオが多い。昼の小西克哉の番組にInKで2回くらい出たんだけど、その前から「コラムの花道」って番組を聴いてて、月曜が吉田豪で、火曜が町山智浩で、他にもオオケンとかみうらじゅんとか、完全にサブカル系がそこに集まってる感じの。夜は伊集院光のラジオがすげーおもしろい。
起きたらTBSラジオ聴いて、昨日はひじきの炊き込みご飯と、金目のあら煮を作って。
― すごい素敵じゃないですかぁ?
素敵?素敵ってどういうこと。独り身だよ。
あと、もやしのナムルと、ひじきとごぼうのきんぴらと、おひたしを作ったけど、それで酒飲めないのは辛かったなぁ。このメニューで酒なしか!っていう。
― DJは忙しいですか?
忙しい。Agehaとか大きいハコでやるのが、おもしろいねぇ。
この前卓球とも新潟行ってきた。ツアー中も結構やるんだよね。
― 最近、何聴いてんですか?
何でも聴くよ、何でも。昔のも今のもごっちゃで聴くからね。
デビットボウイとかもきくし、ディペッシュモードとかも聴いてるし、
買ったやつ外で聴きたいから、12inchもすぐCDRに焼いて、iPodに入れて聴くし。
あと、クランプスレーベルっていうジョン・ケージとかその辺のひと達が60年代70年代にやっていた現音のレーベルがどさっと再発されて、それもすげー面白いのが何個かあって。あと、YOUTUBEで観れるんだけど、アコギを膝の上に置いてさ、パーカッションみたいにしてアコギを弾く人のアルバムも買って。
あとは、アーケードファイヤーのライブ行った。シンちゃんと。超ー良かったよ。スタジオコーストパンパンで、すげー人気あんだなぁっと思って。日本中の外人が集まったんじゃないかって言うくらい、外人だらけで。大合唱で、すごいかっこよかったなぁ。他のライブもちょこちょこ行ってるよ。アーケードファイヤー超いいよ。女の子が3人くらいいて、ヴァイオリンが2人くらいいて、何もしてない奴が1人いて、伝統的な楽器とかも使ってるんだけど、なんかキュアーみたいな感じっていうか。向こうの歌番組でデビットボウイと一緒に歌ったりしてるよ。
― テクノとかハウスでは面白いDJ誰ですか?
リカルド・ヴィラロボス、ルチアーノとかその辺のチリ人
ヴィラロボスは飛び抜けて凄いね。
― ヒロシさんはどうやって、テクノとかハウスに流れていったんですか?
俺がやってる事に近いんだけど、リエディットってあるじゃん。
楽曲のある部分を引き伸ばして行くと、リエディットみたいなことになってさ、
この曲のこの部分をずっと伸ばすとカッコいいみたいなさ。で、そういうのに、キックを足すとハウスになる。「BIG PARTY」もね、あれにキック足せば普通にハウスになるからね。
まぁそういうのが面白くてのめり込んでいった感じかな。テクノかけ始めたのは最近だけどね。
もともとハウスっぽいテクノが好きなんだよ、だから俺が聴いてるのは純粋な意味ではテクノじゃないんだよ。
― ずーっと同じループじゃないですかぁ?飽きないですか?(笑)
ソウルセットだって同じループじゃん。
― そうですけどぉ、飽きない?
飽きないね。一回ハマってしまうと抜けられないよね。逆にね。
このジリジリする感じっていうか。そのなんかさ、すっごいやらしいセックスみたいな感じ。入れねぇんだみたいな。すぐイカせないなみたいな。
すぐイカせようとして、ガツガツしてただ腰ふりゃいいってもんじゃないっていう。
― はははははははっ。じゃぁお笑いだと笑い飯とか好きですよね?
そうだね、笑い飯とか千鳥ね。
― 同じです(笑)あのくだらないことを永遠と続ける感じね。
そういうマゾっぽい音楽というか、もうイライラする〜う、ギリギリみたいな。
まぁ、分かり易くて馬鹿みたいなのも好きだけどね。
まぁでもそんなに聴かなくなったなぁ〜。いつもSHAM69聴くかって言ったら、聴かないもん。5年に1回くらいでいいかなぁって感じだもんね。
― でもたまに聴くんですか?
たまに聴く。
― レコードで聴くんですか?
いや、iTunesで買えないかなぁと思って、みたら、意外に買えないのね。
最近の声の落ちちゃったライブ盤みたいのしか売ってなくて。スタジオ盤売ってなくてさ。
― ヒロシさん配信で音楽買うんですか?
こないだ買ったよ。ディペッシュモードを初めて買った。
あと上原さん(ソウルセットの初期から作品を手掛けたレコーディングエンジニア)が去年やった、大城美佐子。
3年位前に沖縄に行って、上原さんの家に泊まった時に、上原さんがあちこち連れてってくれて、大城美佐子のパブっていうか店に連れて行かれて、小声で、「この人とにかくレジェンドで沖縄のビリーホリデイみたいな感じで」って。
その時、偶然サラリーマンの団体が帰った後の客層が良くて、大城美佐子はお酒つくったり、さぼったりとかしてんだけど、他の人が唄ったりとかしてて、全然唄わないんだ。それで、フィールドレコーディングの外人とか、沖縄音楽をやってる若い奴とか、あと、謎のライターみたいなおじさんとか、ふと気づくと、業界人ばっかしみたいな雰囲気になって、その時に、久々に大城美佐子が三線を手に取って、立ち上がったの。その時の店の空気の感じがもの凄くてさ。それで、おもむろにつま弾き始めて、唄い始めたら、びっくりしてさ〜、なんだこの人って。
すごかった。CDも結構出てるよ。昔の作品の方が結構声ののびがいいかなぁ。
「唄ウムイ」ってアルバムが超いいよ。iTunes Storeで検索したら出てくるよ。
― ソウルセットも配信シングルをリリースしましたね。ヒロシさん的にはどうなんですか?
いや、ずっと前からやりたいって言ってたじゃん。ようやく実現して良かった。
誰かがあるタイミングで引っかかってふっと買えるっていうところが良い。夜中に1クリックで曲聴けちゃうからね。でも、それで良ければ、CDも欲しいって思うからさ。アナログで持ってても、これはCDで欲しいなっていうのもあるからね。iPodで聴く分にはいいけど、mp3だから音悪いしさ。
― アルバムの話になりますけど、一番思い入れ強い曲ありますか?
いや、ないねぇ。全部。
― 今回は生みの苦しみはなかったですか?
無かったねぇ。無かったっていうか、生みの苦しみは無いけど、途中がホント大変だよね。これ形になんのかなぁ?っていう。毎回思うけど、これはもうやっちゃったんじゃないかなって。
― やっちゃったって?それは?
これは、形にならないんじゃないかなぁとか、これに労力を注いでも無駄なんじゃないかとか。ボツになった曲もあるけど、まぁおしなべて、うまく行ったからね。まぁ良かったなぁ。
― 「Good Morning Tokyo」とか「Just Feeling」とかヒロシさんが声をいじったのかと思ったら、ビッケさんだったんですね。
最終的には俺なんだけど。「Just Feeling」は最初からビッケの歌メロも入っていたからね。最初歌メロ入って、それでその後ラップだけになってたから、せっかくビッケがこんなメロディー作れるっていうのを俺にバラしたんだったら、もうひとメロ頑張ってくれって言って、でBメロって言うか、もうひとアイデア捻り出してもらって、ラップはやんない方がいいよこの曲はってそんな感じだったよ。
−別々にレコーディングしますよね、で、二人がいじった後の曲を聴いた時の印象で一番多かったのは?
ビッケ凄いなって言う。どうしたんだろ?千葉くん(ソウルセットのマニピュレーター)に聞いたら「いやぁなんかビッケさんノリノリで歌ってましたよ」って。
「マジで、なんなの。」「いやぁ、どうしたんですかね?すごい元気でしたよ。」
「あっそう」って。
今回、プリプロの時点では、あれこれいじらずに二人に預けた方がいいなと思って。
最初に30曲ぐらいデモトラックを作って、それを発展させるっていう感じだったから、しばらく仕事ないなって感じだった。
― あんまりスタジオ行かなかったですか?
いや、行ってたよ、順番通りには。シンセ入れたりとか、あとは、俊美くんには何でも思いついたもの入れといてくれって言って、それを後から選んだりとかしてた。自分の作業って言うよりは、まとめる作業に近いかな。
― ビッケさん変わったなぁ〜とか思います?
変わったとは思わないけど、戻ったなって。もともとそう言う人だから。
途中のアル中時代は俺は「なんだかなぁ〜」って思ってたから。
― そうか。
死に損なったって感じだよね(笑)。
― (笑)。「Innocent Love」は最初ビッケさんのラップ入ってたって聞いたんですけど。
うん入ってたよ。俊美くんが間違えて全編メロディーを入れてきて。
― (笑)。ヒロシさんはラップ入ってるの聴いてたんですよね?
聴いてたよ。それで、ここのメロディーを作って来てね。って言って渡してるのを見てたもん。俺もそう思うって。みんなが把握していたけど、俊美くんだけ把握してなかった。(笑)
何なんだろうね。勘違いって言うんじゃなくて、もっと根本的に間違ってるっていうか、理解する気がないって言うか。もう思いついちゃったんだから関係ないみたいな。
― (笑)。俊美さんがメロ入れて持って来た時に、一緒に聴いたんですか?
いや、スタジオ行ったら千葉くんが「全部歌になってますよ。」って言って。
ビックリしながら聴いたら、まぁこれはこれで全然良いじゃんてなってね。
― 曲順は?
曲順もまぁあまり迷わずに。いつもの通り、俊美くんが適当な順番作って、それを入れ替えて。それが一番楽だよね。俊美くんなんも考えないで持ってくるから。
― (笑)本人なりに考えてるんじゃないですか?
考えてはないんじゃないかな。俺らが言う、考えて出す感じじゃないでしょ。それもそんなにいじらず。
― でも最後は「Just another dub」にしたでしょ。
まぁ、そこだけかな。それは良かったそうしておいて。
― 今回は神様降りてきました?
神様はどうだかわからないけど、ずーっとレコーディングしてるから。
InKのファースト終わって、ソウルセット用のデモトラックを30曲つくって、別件でリミックスやって、そんでそのままInKのセカンドのレコーディング入ったから。俺、今回のアルバムはちょっと合流遅れたからさ。InKが終わらないから、ビッケが我慢出来なくなってやり始めた。で今に至る。
― InKでやってる時とソウルセットの時は切り替えるんですか?
うーんまぁ、でもやってる事かわんないからね。一人でやっているんだったら切り替わるけど。
― InKは卓球さんと二人で?一人でレコーディングすることはない?
うんそうだね。常に二人。どっちか一人が作業を進めるって事は無い。
常に二人が居る時に作業するね。俺だけやってて、卓球が本読んでるとかはあるけど。その逆もしかりで。
― 全部打ちこみで?
打ち込みもあるし、ギターも弾くし。
卓球がギターとかベース弾いて、その後に、ハナちゃん(SLY MONGOOSEのベーシスト笹沼氏)呼んで弾いてもらって、
あとは、ポリシックスの林くんとか。
― 卓球さんとやって大分かわりました?
そうだね、すげー変わったよ。
あの、作業スピードとか音質を決める早さとか。そういう細かい作業のスピードにとにかく度肝抜かれたもん。それは見てて、すごく勉強になったからね。
― レコーディング楽しいですか?
楽しいね。俺はずっとレコーディングやっていたいタイプだから。
― じゃ、次のアルバムもすぐ出来そうですね。
出来そうだね。また千葉君とプリプロスタジオにこもって、デモトラックを作りますよ。
― レコーディング中はメンバーの中で何か流行ってなかったですか?
料理。いろいろ俊美くんに聞いたりして。
― 料理はいつから作り始めたんですか?
いつだろう?ここ2、3年かな?もともと作れるけど面倒くさくてやってなかっただけだから。なんかある時期からもう出来合いの物とか食うの嫌で、面倒臭いけど、作るかって。でも、レコーディングと一緒で波にのるまでが大変なだけで、一度リズムつかむとあとはもう全然簡単。出汁取るのも何とも思わないし。今は冷蔵庫にある物だけでレシピも見ないで作れるようになったからね。あと俊美くんから教わったんだけど、志村けんがやってるっていう”しじみ出汁”。しじみって凄く良い出汁が取れるらしくて、それを一升瓶に貯めて冷蔵庫に突っ込んどいて、何の料理を作るときにでもこれを使うっていう。煮込みでも、サッポロ一番作るときでも。それやろって。だから今冷蔵庫に入ってる。
― ヒロシさんは自分で変わったなぁって思います?
変わってないなあ。成長しないなぁって。
― 俊美さん変わったと思います?
俊美くんもかわらないね。そういえば俊美くんタバコ辞めないよねぇ。
― 何回も辞めたって聞いて言ってますけどね〜。
全然辞めないよね。俺にも負い目があるのか、おれが隣に居るときは、すんげー吸ってませんよ、みたいな角度で吸うんだよね。普通に吸えばいいじゃんな。
― (笑)
― InKは今年やるんですか?
InKも死ぬほど貯まってて出していない曲があるから、編集盤出すかもね。
― 忙しくなりそうですね。次回作も楽しみにしています!